なんでも書いていい紙

配信寄席をやりました

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寒空の下、豊平川河川敷までわざわざ行って撮ったポスター用写真。この時はこういうアンニュイな表情をすることが、「面白い」と思っていた。


11月22日に、初めて落語の生配信というものをやってみました。 

Beforeコロナの世界ではなんだかんだ数か月に一回はお喋りしていたのですが、コロナになっちゃったな~、と思っていたら、あれだけライフワークだと放言していた落語をおよそ1年近くやっていませんでした。

今年の10月に入って後輩(大人爾成亭難詩くん)と「やろうか」ということになって、少しだったらお客さんも入れられるかな~と思っていました。ところが、あれよあれよという間に感染が再拡大し、とてもではないけどお客さんを入れられる状況ではなくなってしまいました。さらに大学のBCPレベルも上がり、対面課外活動禁止になってしまいました。

どうしようかな…とも思ったのですが、部屋も借りてしまっていたし、なんだかんだ落語をやりたかったので、結局『同じ部屋には同時に1人以上は入らない状態で配信を行う』というストロング対面防止スタイルをとって、演者が変わる毎に換気・消毒を行って配信寄席を実施しました。結構厳しめな条件でしたが、協力してくれた難詩くん、ゲストの月見さん、ありがとうございます。(普段苗字呼びだから慣れない)

 

当日は本当に見てくれる人がいるんだろうか、と不安でしたが、当日は平均して15,6人の方には見て頂けていたようで。学生の落語としてはかなりたくさんの方にご覧いただけたのかなと思います。見るよ、と連絡をくれたり、感想をくれた方もいて、ありがてぇ~。いや、マジでありがとうございます。

やってみての感想なのですが、配信の技術的な難しさはもちろんのこと、やっぱり人が目の前にいない空間でただしゃべり続けるというのは、相当難しかったです。前は「お客さんがいて緊張する~」と言っていましたが、逆にいない方がずっと緊張しました。

僕はマクラから台本から、かっちり決めるタイプで、正直対面でやっていた時はそんなにお客さんと対話しているみたいなことは特段意識していませんでした。ただ、今回配信をやってみて、意外とお客さんの反応を伺いながら、もっと言えばお客さんに助けられながら落語をやっていたんだな…と気づかされました。笑いとかの反応がリアルタイムで伺えないのは結構辛かったです。

生の寄席だと、場の雰囲気に助けられて笑いが起こるというのはかなりある気がします。ただ、配信となると空気感とかを作るのは難しいな~と思いました。それに、生の寄席だと、「その場限りを楽しむ」って感じでしたが、配信だとアーカイブで見る人も結構多い気がするので、今まで以上に後から見ても面白いもの、しっかりコンテンツとして面白いものを目指していかないと、お客さんは見てくれないだろうな…と思いました。YouTuberはすごい。

 

今回の配信ですが、一応アーカイブが残ってる(はず)です。著作権の処理とかが終わり次第以下からご覧いただけますので、気が向いた方はぜひ視聴してみてください!

youtu.be

むっず!